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03 ,2012
WAVES V9
WavesがついにV9で64ビット対応になった。今まではjBridgeというユーティリティソフトを介してしてCubase64ビット上で動作させてきたのだが、今後は直接Cubase上から起動できる。発表翌日ということもあってダウンロードにはえらく時間がかかった。またアクセスが殺到したせいかどうかわからないが、途中でlog in できなかったり、アップロードのページに行けなかったりと煮詰まりを覚えながらのアップデートであった。レジストレーションはiLokがいらなくなり、HDDの認証かUSBのフラッシュメモリーにオーソライズを書き込むようになった。フラッシュメモリーをさすということはiLokとあまり変わらないんじゃないかと思ったが、メモリー破損時にリカバリーが直ちにできるというメリットがあるようだ。私はとりあえずHDDをオーソライズして使用することにした。この方法はCubaseのAIと似たような感じだ。なんとか無事アップデートを終えて、立ち上げてみたところ、dynamic,delay,EQなどあらかじめ分類されているのでアクセスはしやすい。問題はちゃんと動作するかどうかであるが、これはおおむね支障がなかった。ただ、L3-16がどうもプチプチと不愉快なノイズを発生させるようで使い物にならない。これはマスターにかましてレベルを稼ぐのに欠かせないのでとても痛い。この辺は今後のバージョンアップに期待したい。
64ビット対応といってもマルチプロセッサー上でバリバリ演算するかどうかというとまだ疑問で、64ビットOSでも動きますよ、という程度のようだ。しかし、32ビットからのブリッジを使わないで済むのは大きな進歩で多くのユーザーが望んでいたことでもある。Wavesという大御所の対応により、64ビット環境は移行期を終えたように思う。
いままでは32ビットアプリと64ビットアプリの両方をインストールしていたが、今後は64ビットのアプリのみをインストールしようと思う。昨年が32ビットから64ビットの過渡期であれば今年は64ビット成熟元年と言えよう。今後はどれだけ64ビット環境でマルチプロセッサーに対応するかが問われるようになるだろう。しかしどのような環境であれ、ユーザーとしては信頼性と安定性を第一に製品化されることを望むばかりである。

64ビット対応といってもマルチプロセッサー上でバリバリ演算するかどうかというとまだ疑問で、64ビットOSでも動きますよ、という程度のようだ。しかし、32ビットからのブリッジを使わないで済むのは大きな進歩で多くのユーザーが望んでいたことでもある。Wavesという大御所の対応により、64ビット環境は移行期を終えたように思う。
いままでは32ビットアプリと64ビットアプリの両方をインストールしていたが、今後は64ビットのアプリのみをインストールしようと思う。昨年が32ビットから64ビットの過渡期であれば今年は64ビット成熟元年と言えよう。今後はどれだけ64ビット環境でマルチプロセッサーに対応するかが問われるようになるだろう。しかしどのような環境であれ、ユーザーとしては信頼性と安定性を第一に製品化されることを望むばかりである。

テーマ : DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材 ジャンル : 音楽
03 ,2012
Roland SBX-80
テープレコーダーにシーケンサーで作ったデータを録音する時に、何度か重ねたり、途中から録音するために、テープの位置情報をシーケンサーに知らせる必要がある。テープを回して曲の先頭の位置、10秒後、20秒後、あるいは10小節目、20小節目の位置が細かくシーケンサー側で感知できれば、途中だけとか、曲の最後だけを修正したり、ということができる。そのためにテープレコーダーの1トラックを潰して同期信号を最初に一曲分の長さだけ録音するのだ。この信号をSMPTE(エスエムピーティーイー、あるいはセンプテ)という。同期するための信号なので本来は音声信号ではないのだが、録音された信号を再生してみると、ピーガリガリガリ・・・、昔の電話回線を使って接続していた頃のインターネットの音に似ている。
初期のアマチュアはFSKといういわゆるパルス波の信号を録音していた。これは歯車のようなもので、これを読み込めば単純な同期はするのだが、位置情報がないため、常に曲の先頭から走らせなくてはならず、部分だけの修正が必要な場合は非常に能率が悪い。また、読み込みがエラーを起こすとどんどんとずれていくので、長い曲では最後はずれてしまう、という悲しい事態が起きやすい。
その点SMPTEは絶対時間が刻まれているので、途中からでも同期させられるのだ。この同期信号をテープレコーダーからSBX-80で受けて、テンポ、小節数等を設定しておくと、テープの位置からSBX-80が小節数に換算し、その情報をシーケンサーに送る。同期の際に求められるのは信頼性だ。確実な同期は作業効率のアップに直結する。実際、同期に問題があり作業が中断してしまうというありがたくない事態は、頻繁ではないにしろ起きていたのだ。その点、SBX-80の信頼度は抜群で瞬く間にオペレーター達の間に浸透していった。
私は入手経路は忘れたが、中古を一台手に入れて使用していた。そんなに録音の仕事ばかりではなかったので、仲間に貸したりもしていた。SBX-80自体はかなり細かなテンポ設定等ができたのだが、あまり複雑な使用はしておらず、もっぱらテープとの基本同期に使っていた。
音声トラックの一つを同期信号用に潰すのだが、その信号が予期せぬところから漏れたりして、シンセサイザーのラインアウトやミキサーの内部を通じて、不快な信号音が聞こえてくることもあった。信号のレベルを下げたり、信号にリミッターなどのエフェクトをかましたり、EQしたりとエンジニアが工夫を凝らして回避したりしていたものだ。最近では同期をとる機会は減ったが、それでもMIDIインターフェイスでSMPTEを受けて同期できるし、MIDIの同期信号を受けて同期させることもある。いずれにせよ安定性も問題なく、一度同期してしまえば、最後までストレスなく作業は進められる。SBX-80の出番は全くない。

初期のアマチュアはFSKといういわゆるパルス波の信号を録音していた。これは歯車のようなもので、これを読み込めば単純な同期はするのだが、位置情報がないため、常に曲の先頭から走らせなくてはならず、部分だけの修正が必要な場合は非常に能率が悪い。また、読み込みがエラーを起こすとどんどんとずれていくので、長い曲では最後はずれてしまう、という悲しい事態が起きやすい。
その点SMPTEは絶対時間が刻まれているので、途中からでも同期させられるのだ。この同期信号をテープレコーダーからSBX-80で受けて、テンポ、小節数等を設定しておくと、テープの位置からSBX-80が小節数に換算し、その情報をシーケンサーに送る。同期の際に求められるのは信頼性だ。確実な同期は作業効率のアップに直結する。実際、同期に問題があり作業が中断してしまうというありがたくない事態は、頻繁ではないにしろ起きていたのだ。その点、SBX-80の信頼度は抜群で瞬く間にオペレーター達の間に浸透していった。
私は入手経路は忘れたが、中古を一台手に入れて使用していた。そんなに録音の仕事ばかりではなかったので、仲間に貸したりもしていた。SBX-80自体はかなり細かなテンポ設定等ができたのだが、あまり複雑な使用はしておらず、もっぱらテープとの基本同期に使っていた。
音声トラックの一つを同期信号用に潰すのだが、その信号が予期せぬところから漏れたりして、シンセサイザーのラインアウトやミキサーの内部を通じて、不快な信号音が聞こえてくることもあった。信号のレベルを下げたり、信号にリミッターなどのエフェクトをかましたり、EQしたりとエンジニアが工夫を凝らして回避したりしていたものだ。最近では同期をとる機会は減ったが、それでもMIDIインターフェイスでSMPTEを受けて同期できるし、MIDIの同期信号を受けて同期させることもある。いずれにせよ安定性も問題なく、一度同期してしまえば、最後までストレスなく作業は進められる。SBX-80の出番は全くない。

テーマ : DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材 ジャンル : 音楽
03 ,2012
私のMacLifeは1987年に始まる。メモリーは標準で1Mバイト、メディアはフロッピーディスクドライブが本体に一基、別売のオプションで外部フロッピーディスクドライブを買い足したので合計二基あった。HDDなんてものはもちろんない。OSは英語でモニターの解像度は512×342、白黒二階調でいまの1/4にも満たない。電源を入れてOSとアプリケーションはフロッピーから立ち上げ、データのディスクをもう一基のフロッピーから読み込んでいた。
当時QX-1では一度に一つのデータしか見れなかったが、Macはモニター内に解像度の許す限りリストで表示できたため、前後の比較が容易だし、和音もわかりやすかったため、制作環境は飛躍的にやりやすくなった。当時はPerformerというソフトだったがアイコンがテープレコーダーでそれが示すようにシーケンスデータをリアルタイムで録音して、エディットする、という使い方がメインだった。鍵盤での入力がやりやすかった私にとってはちょうどよいソフトだったのだが、ここから約17年ほどPerformerとはハード、ソフトの世代をまたいでつきあっていくことになった。当時はMIDIデータのみでオーディオなんて扱えなかったので、DAWとは言えない。カテゴリーとしてはMIDIシーケンサーの部類に入る。それでも音楽制作においてのPCとしては元祖であった。
ちょうど本体の下に置くようにサイズを合わせたMIDIインターフェイスOpcodeのStudioPlus2を接続していた。昔ながらのアルミの弁当箱の大きさに近い。シリアルポート、プリンターポートからそれぞれ3つずつのMIDIOutを取りだせたと思う。ここからそれぞれの音源へMIDIケーブルをつないでいた。
Mac用にソフトケースを買い、車に積んで持ち運んでいた。当時はデータにしてスタジオに持っていくということはありえず、すべてスタジオでSMPTEにより信号をもらって同期させ音源を鳴らして、それを録音していたのだ。当時の運搬を思いだすと機材の発展の恩恵は計り知れない。
二年に一回くらいは当時のデータを開くことがあるのだが、当然ながらその小ささに驚く。MIDIデータだけなので数キロバイトで収まっている。いち早くMacにして正解と思えるのは、今でもこのデータが開けることだ。QX-3というQX-1の後継が世の中では普及しており、あるいはカモンミュージックのレコンポーザというソフトを使用している人達も多かった。これらのユーザーの多くはやがてMacに集約されていきMacが業界標準のMIDIシーケンサーである時代がしばらく続いた。

当時QX-1では一度に一つのデータしか見れなかったが、Macはモニター内に解像度の許す限りリストで表示できたため、前後の比較が容易だし、和音もわかりやすかったため、制作環境は飛躍的にやりやすくなった。当時はPerformerというソフトだったがアイコンがテープレコーダーでそれが示すようにシーケンスデータをリアルタイムで録音して、エディットする、という使い方がメインだった。鍵盤での入力がやりやすかった私にとってはちょうどよいソフトだったのだが、ここから約17年ほどPerformerとはハード、ソフトの世代をまたいでつきあっていくことになった。当時はMIDIデータのみでオーディオなんて扱えなかったので、DAWとは言えない。カテゴリーとしてはMIDIシーケンサーの部類に入る。それでも音楽制作においてのPCとしては元祖であった。
ちょうど本体の下に置くようにサイズを合わせたMIDIインターフェイスOpcodeのStudioPlus2を接続していた。昔ながらのアルミの弁当箱の大きさに近い。シリアルポート、プリンターポートからそれぞれ3つずつのMIDIOutを取りだせたと思う。ここからそれぞれの音源へMIDIケーブルをつないでいた。
Mac用にソフトケースを買い、車に積んで持ち運んでいた。当時はデータにしてスタジオに持っていくということはありえず、すべてスタジオでSMPTEにより信号をもらって同期させ音源を鳴らして、それを録音していたのだ。当時の運搬を思いだすと機材の発展の恩恵は計り知れない。
二年に一回くらいは当時のデータを開くことがあるのだが、当然ながらその小ささに驚く。MIDIデータだけなので数キロバイトで収まっている。いち早くMacにして正解と思えるのは、今でもこのデータが開けることだ。QX-3というQX-1の後継が世の中では普及しており、あるいはカモンミュージックのレコンポーザというソフトを使用している人達も多かった。これらのユーザーの多くはやがてMacに集約されていきMacが業界標準のMIDIシーケンサーである時代がしばらく続いた。

03 ,2012
Moog MiniMoog
幸いにもプロになって間もない時期に、Prophet5とともにMiniMoogを入手した。1980年代の前半のことであった。それまでにも国産、海外のいろいろなシンセサイザーに触れてはいたが、やはりこのMiniMoogの音の存在感は別格で以後かなり長期にわたって愛用することになる。MIDIが普及してからは改造してMIDI端子をつけたりした。海外からの直輸入だったので、電源は常に117ボルトにステップアップしていた。ミニと名はついているが、フライトケースに入れるとかなりの存在感でタクシーのリアスペースに入れるとそれだけでいっぱいになってしまう。重量もかなりのもので今では片手では持てないだろう。6畳の部屋などで広げるとかなりの存在感である。なにせ鍵盤が3オクターブ半と中途半端に多く、その左端に二つのホイールがあるので、横幅だけでもかなりな大きさになる。奥行きも結構あるので小さな机などは簡単に埋め尽くす存在感だ。ツマミ一つ一つが往年のアナログ機器の感覚でやたら存在感がある。
とはいえ、後のシンセサイザーの普及の原点となった機器に間違いはなく、音楽界における貢献度は計り知れない。今思い起こしてみると、やはりその音の存在感はずば抜けていた。単音で聞いているとわかりにくいのだが、他の楽器と合わさった時に、たとえばドラムやベース、歪んだギターサウンドと同時に鳴らすと、よくわかる。当時の国産シンセサイザーでは、楽器の音というよりは電子機器の領域をでておらず、これらに対抗しうるような太い音、というよりは信号音というイメージが強かった。ところがMiniMoogはちゃんとした楽器音としてその存在感を示していたのだ。ピアノを弾いていると、ギターやベースのように単音で太い音に太刀打ちできないと感じることがある。とにかくベースやギターに大音量で迫られると、キーボードはどうしても押されてしまう。そこで対抗する手段としてシンセサイザーでのベース、リード音という手段を考えるのだが、そこでMiniMoogは最良のシンセサイザーであった。アープのオデッセイもいい線はいっていたのだが、その太さという点ではMoogにかなわない。
シンセリードという使い方でずいぶん長い間活躍してもらったのだが、音源部をラックに収納したMIDIMINIという優れた音源の登場により、出番は減っていった。

とはいえ、後のシンセサイザーの普及の原点となった機器に間違いはなく、音楽界における貢献度は計り知れない。今思い起こしてみると、やはりその音の存在感はずば抜けていた。単音で聞いているとわかりにくいのだが、他の楽器と合わさった時に、たとえばドラムやベース、歪んだギターサウンドと同時に鳴らすと、よくわかる。当時の国産シンセサイザーでは、楽器の音というよりは電子機器の領域をでておらず、これらに対抗しうるような太い音、というよりは信号音というイメージが強かった。ところがMiniMoogはちゃんとした楽器音としてその存在感を示していたのだ。ピアノを弾いていると、ギターやベースのように単音で太い音に太刀打ちできないと感じることがある。とにかくベースやギターに大音量で迫られると、キーボードはどうしても押されてしまう。そこで対抗する手段としてシンセサイザーでのベース、リード音という手段を考えるのだが、そこでMiniMoogは最良のシンセサイザーであった。アープのオデッセイもいい線はいっていたのだが、その太さという点ではMoogにかなわない。
シンセリードという使い方でずいぶん長い間活躍してもらったのだが、音源部をラックに収納したMIDIMINIという優れた音源の登場により、出番は減っていった。

テーマ : DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材 ジャンル : 音楽
03 ,2012
YAMAHA CP-70
私がこの楽器の音を初めて耳にしたのはハービー・ハンコックの「ニューポートの追想」というアルバムだった。明らかにピアノを弾いているような演奏なのだが、グランドピアノとはちょっと違う電気的な音であったし、かといってフェンダーのエレピの音ではなかった。当時のシンセサイザーではこんな複雑な音は出なかったし、しばらくは不明のまま演奏を楽しんでいたのだが、その後CP-70の登場を知りこれだったのかと納得した。
それまでの全てのキーボードの表現範囲を押し広げた画期的な鍵盤楽器として、猛烈な勢いで普及していったのだが、反面その重量は半端なものではなく、セッティングには最低二人は必要で、持ち運びにより調律も必要になるのでメンテナンスもピアノ並みにかかる。手元で鳴らすにはアンプも必要、運搬となると二つに分かれたフライトケースはワゴン車では全然収まらず、ワンボックスタイプ(当時はハイエース等)が必要と、およそ個人レベルで所有できる楽器とは言えなかった。
電気的な音は非常に個性的ですぐにCP-70とわかるので、逆に好き嫌いが分かれることとなった。演奏する方からすれば、ライブ環境において、設営さえしてくれるのならば利点の方が多く、当時の演奏勝手からいえばこれ以上アコピに近い楽器は選択肢としてなかったので、私としてはありがたかったが、ピアノと比べればやはり違う音なのでそれを受け入れ難い、という意見も多々聞いたものだ。
私は仕事で使うことはあっても、運搬やメンテナンスの事情でとても購入しようなどという発送は湧かなかった。というか、扱いとしては「ピアノ」の類に入り、そうすると「現場で借りる」というのが常識で「行けばそこにある」という気でいたからだ。
80年代の後期までは現役で活躍しつづけていたが、優秀なデジタルピアノの登場により、やがて需要が減って行った。
いまではソフト音源化されたものがいくつかあり、これはかなり再現度が高く出来上がったものを聞く限りでは本物のCPを使ったのか、ソフト音源なのかわからないくらいだ。
ところが、グランドピアノ音源も豊富な現在、あえてこのCPの音を使おうとは思わない。むしろ「奇をてらった」感じを狙う以外あまり出番の必要性を感じなくなっている。当時はピアノにとって代わる勢いのあったCP-70も今ではその音色さえも過去のものとなってしまった。

それまでの全てのキーボードの表現範囲を押し広げた画期的な鍵盤楽器として、猛烈な勢いで普及していったのだが、反面その重量は半端なものではなく、セッティングには最低二人は必要で、持ち運びにより調律も必要になるのでメンテナンスもピアノ並みにかかる。手元で鳴らすにはアンプも必要、運搬となると二つに分かれたフライトケースはワゴン車では全然収まらず、ワンボックスタイプ(当時はハイエース等)が必要と、およそ個人レベルで所有できる楽器とは言えなかった。
電気的な音は非常に個性的ですぐにCP-70とわかるので、逆に好き嫌いが分かれることとなった。演奏する方からすれば、ライブ環境において、設営さえしてくれるのならば利点の方が多く、当時の演奏勝手からいえばこれ以上アコピに近い楽器は選択肢としてなかったので、私としてはありがたかったが、ピアノと比べればやはり違う音なのでそれを受け入れ難い、という意見も多々聞いたものだ。
私は仕事で使うことはあっても、運搬やメンテナンスの事情でとても購入しようなどという発送は湧かなかった。というか、扱いとしては「ピアノ」の類に入り、そうすると「現場で借りる」というのが常識で「行けばそこにある」という気でいたからだ。
80年代の後期までは現役で活躍しつづけていたが、優秀なデジタルピアノの登場により、やがて需要が減って行った。
いまではソフト音源化されたものがいくつかあり、これはかなり再現度が高く出来上がったものを聞く限りでは本物のCPを使ったのか、ソフト音源なのかわからないくらいだ。
ところが、グランドピアノ音源も豊富な現在、あえてこのCPの音を使おうとは思わない。むしろ「奇をてらった」感じを狙う以外あまり出番の必要性を感じなくなっている。当時はピアノにとって代わる勢いのあったCP-70も今ではその音色さえも過去のものとなってしまった。

テーマ : DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材 ジャンル : 音楽
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